正座は膝に良くない?
膝の痛みやそれに伴う可動域制限(膝を曲げられない)を訴えて来院される患者さんの中には、既に整形外科などを受診していて、「正座は膝に良くないからやらないように」と指導されている方が多いようです。
この様に指導されている方の中には、「正座は膝に良くないからやらないように」という言葉から、「正座は膝にとって悪いことだ」と捉えている人も多いように感じます。
●実際はどうなのでしょうか・・・?
膝が正常な状態であれば、通常は、当たり前に正座が出来ます。
長時間正座を続けると、膝周辺の循環が悪くなりますので、それに伴う悪影響は考えられるところですが、短時間であれば、正座をすることによって大腿部(もも)の前側の筋肉がストレッチされたり、座位での腰への負担が軽減したりなど、良い面もあります。
ですから、膝が正常(正座をして痛くない)なら、日常生活のなかで正座をすることに関しては、全く問題が無いと思います。
※オスグットなど、子どもの膝痛予防に、大腿部前面のストレッチの目的で勧めたりもしています。
●膝に痛みのある場合は・・、
「正常ならば、正座が出来て当たり前」ですので、正座が出来るか出来ないかと言うことが、膝の具合を判断する1つの目安になります。
正座をするように膝を曲げていくと、痛みが出たり、膝の周囲筋肉が張ったり、はばったさを感じたりなど、なにか症状が有れば、その症状を引き起こす原因(膝関節が変形したり、膝周辺の筋肉に緊張が生じたり、何らかの原因で膝周辺に炎症が生じていたり、その炎症によって水がたまっていたり、等々)があるということです。
そのような場合に、痛みなどの症状を我慢して無理矢理膝を曲げて正座をしようとするのは、確かに良くないことだ思います。
※正座に限らず、痛みなどの症状を強く感じる動作を我慢しながら行うことは基本的に良くありません。
●出来るだけ可動域は維持したい。
「痛みなどの症状を我慢して無理矢理膝を曲げて正座をしようとするのは良くない」からと言って、座る際には必ず椅子をつかい、90度くらいまでしか膝を曲げていないと、最初、「正座をすると痛い」だったのが、「90度以上曲げようとすると痛い」に変わってきたりする場合があります。
つまり、正座をしなくても、かばって動かしていないと可動域が減ってしまう(症状としては進んでしまう)と言うことが起きてしまいます。
●そうならないために
当院の施術では、主に膝周辺の筋肉の状態、膝関節と共に股関節や足関節の動き調整することで、膝の可動域を改善して、痛みや違和感がなく正座が出来る状態を目指していきます。
(膝の状態によって、正座が出来るようになる人、正座は出来ないけど可動域が広がる人など、回復具合は様々です。)
違和感なく正座が出来るようになれば、その状態を維持していけるように、日常生活では普通に正座をしてもらって構いません。
正座時、多少の違和感が残る人でも、お風呂の湯船の中など体重の負担がかからない状態で正座の練習をしてもらったりしています。
「膝の可動域を改善して、痛みや違和感がなく正座が出来る状態に戻る」かどうかは、正座での症状が出るようになってから、時間をおかない方が回復しやすい傾向がありますので、出来るだけ早めのご来院をお薦めします。

この様に指導されている方の中には、「正座は膝に良くないからやらないように」という言葉から、「正座は膝にとって悪いことだ」と捉えている人も多いように感じます。
●実際はどうなのでしょうか・・・?
膝が正常な状態であれば、通常は、当たり前に正座が出来ます。
長時間正座を続けると、膝周辺の循環が悪くなりますので、それに伴う悪影響は考えられるところですが、短時間であれば、正座をすることによって大腿部(もも)の前側の筋肉がストレッチされたり、座位での腰への負担が軽減したりなど、良い面もあります。
ですから、膝が正常(正座をして痛くない)なら、日常生活のなかで正座をすることに関しては、全く問題が無いと思います。
※オスグットなど、子どもの膝痛予防に、大腿部前面のストレッチの目的で勧めたりもしています。
●膝に痛みのある場合は・・、
「正常ならば、正座が出来て当たり前」ですので、正座が出来るか出来ないかと言うことが、膝の具合を判断する1つの目安になります。
正座をするように膝を曲げていくと、痛みが出たり、膝の周囲筋肉が張ったり、はばったさを感じたりなど、なにか症状が有れば、その症状を引き起こす原因(膝関節が変形したり、膝周辺の筋肉に緊張が生じたり、何らかの原因で膝周辺に炎症が生じていたり、その炎症によって水がたまっていたり、等々)があるということです。
そのような場合に、痛みなどの症状を我慢して無理矢理膝を曲げて正座をしようとするのは、確かに良くないことだ思います。
※正座に限らず、痛みなどの症状を強く感じる動作を我慢しながら行うことは基本的に良くありません。
●出来るだけ可動域は維持したい。
「痛みなどの症状を我慢して無理矢理膝を曲げて正座をしようとするのは良くない」からと言って、座る際には必ず椅子をつかい、90度くらいまでしか膝を曲げていないと、最初、「正座をすると痛い」だったのが、「90度以上曲げようとすると痛い」に変わってきたりする場合があります。
つまり、正座をしなくても、かばって動かしていないと可動域が減ってしまう(症状としては進んでしまう)と言うことが起きてしまいます。
●そうならないために
当院の施術では、主に膝周辺の筋肉の状態、膝関節と共に股関節や足関節の動き調整することで、膝の可動域を改善して、痛みや違和感がなく正座が出来る状態を目指していきます。
(膝の状態によって、正座が出来るようになる人、正座は出来ないけど可動域が広がる人など、回復具合は様々です。)
違和感なく正座が出来るようになれば、その状態を維持していけるように、日常生活では普通に正座をしてもらって構いません。
正座時、多少の違和感が残る人でも、お風呂の湯船の中など体重の負担がかからない状態で正座の練習をしてもらったりしています。
「膝の可動域を改善して、痛みや違和感がなく正座が出来る状態に戻る」かどうかは、正座での症状が出るようになってから、時間をおかない方が回復しやすい傾向がありますので、出来るだけ早めのご来院をお薦めします。

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